おへやで育てるばら研究レポート05:みなさんの質問編

おへやで育てるばら研究レポート05:みなさんの質問編

 

研究員のみなさまへ


いつもありがとうございます。
しばらくの間研究レポートが出せておらず、申し訳ございません。

先日インスタグラムで募集した 【今のRosieのお悩みごと】
たくさんのお悩みをありがとうございます。

個別の環境などを詳しくお伺いしていないのですが、状況を想像して回答をさせていただきました。
今回の回答では、内容の似たご質問はおまとめしてお答えしています。
またプライベートな内容などは、少し表現を変えて掲載している場合もあります。

何か解決に繋がると嬉しいです。


そして、今回の回答は私たちのRosieの苗(生産者用のばらの赤ちゃん苗)のお世話をしてくださっているRosieのお父さんのミナミさん、國枝啓司、國枝健一の3人で回答しました!


■植え替えるべき?植え替えのお悩み編


Q:2
番花まで楽しみました。根っこがたくさん出たので、鉢に植え替えました。大丈夫ですか?

A:タイミングもバッチリです!今後の成長楽しみにしています!

 

Q:(ロックウールの表面に)白いカビがはえています。土に植え替えた方が良いですか?

ロックウールの上を洗い流すが、刷毛のようなもので表面を削ぐようにして落としてあげてください。洗い流すだけでも十分です!

Q:付属の白砂とバイオソイルを敷いて育てています。植え替えしなくでも大丈夫でしょうか?植え替えのタイミングを迷っています...。

そのままでも成長しますが、植え替えた方がお手入れは楽かもしれません。


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植え替えのポイント

!タイミングは、ロックウールからしっかりと根が出てきた状態で

 ロックウールからしっかりと根が出ていないと、植え替えても苗が弱ってしまう可能性があります。
植え替えのタイミングで迷っている方は、ロックウールの根の状態を確認してください。


!室内で育てる場合には、継続して育てる鉢植えの場合には、一回り大きな鉢で(4号以上を推奨)


室内で育てる場合には、環境を大きくかえないよう少しずつ大きくしていくのがおすすめです。
インドアソイルの場合にも、ロックウールの表面にもしっかりと土を被せてください!

*
インドアソイル以外でも室内で使用することはできますが、砂埃の発生と虫などの発生を抑制できるインドアソイルを推奨しています

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■伸びすぎちゃった!選定のお悩み編


Q:
葉がたくさん多い茂っています。剪定は必要でしょうか?今特に病気は発生していません。

A:葉が多い茂っているのが*ブラインド枝なのか、花芽がつく葉なのかの判断ができないのですが、今後の病気の予防のために、風通しが良いように下の方を少しちぎってあげても良いかもしれません。

*ブラインド枝とは....
蕾がつかずに枝のみが伸びる新梢(シュート)のことをいいます。

 

Q:剪定のタイミングがわからず、伸びすぎて倒れてしまいます。どうしたら良いでしょうか?

 

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おすすめの剪定方法

■1本残し剪定方

複数枝がある場合:
1
本だけ枝を残し、枝分かれの1,2枚を残して半分ぐらいの長さで切って、そちらの新梢(シュート)が伸びてきたら残していた枝を剪定する方法です。

 




■折り曲げ誘引:

伸びている枝の先端部分に重りなどをおき、枝を横に曲げます。
新しい枝は一番高いところから出やすいという特性を生かし、サイズダウンや分枝を行います。
*葉っぱが残っている分芽吹きが早い特性があります。




▲曲げた箇所付近から、新しい芽が出てきます...!

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■病気のお悩み編


そもそも、どんな状態が病気なの...?という方もいらっしゃると思うので
ばらの代表的な病気とその症状をご紹介します...


葉ダニ・・・Rosieたちの症状のお悩みで一番多かった葉ダニ。蜘蛛の巣のようなものがつき、葉が枯れていく病気。
よーく観察すると小さなダニが葉の表面を行進しています。

うどんこ病・・・葉の表面が粉をふいたように、白くなる病気。

黒点病・・・葉の表面に黒い点があらわれる病気。
多湿な環境や、雨水等が直接バラに当たり、なかなか乾かない事が原因です。




Q:葉ダニがどんどん出てきます...。

とにかく見つけたら洗い流してください。
ロックウールの場合、根がまだ白砂に絡まるようについておらず(無理やり剥がすと根が傷つきます)白砂から簡単に取り出せる場合には、葉の裏までひっくり返してしっかりと洗い流します。

ロックウールに卵がある場合には、ロックウールごと10分ほど水につけておいてください。葉ダニを窒息させることが可能です。

 

Qうどん粉病の予防が知りたいです!

天気がいい日の午前中にデンプンのりスプレーをしてください。ハダ二にもとても有効です。うどんこが出る前に予防として有効です。

すでに出てしまっている場合には、葉をふいてあげること。
葉をふいた後に、デンプンのりスプレーで予防をしてください。

 

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自家製病害虫防除スプレー"デンプンのりスプレー"


作り方
市販の洗濯のり(原材料がデンプン、またはコーンスターチのみのもの)を200倍の水でといて、スプレーボトルに入れて完成です。
乾くと膜が張るため、虫たちの呼吸をとめる、菌糸を抑えることで、防除効果を発揮します。


使い方
液体が乾く必要があるので、天気がいい日の午前中に散布するのが一番よいです。葉の表面、裏、茎、花など発生しているところ全体にしっかりかけます。

 

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Q:黒点病が出ました。どうしたら良いでしょうか?

通常、黒点病は、外の雨の当たる場所以外では発生しません。
屋内で発生している場合は、葉っぱへの霧吹きが多いなど加湿のしすぎかもしれません。
葉っぱが取れるようであれば、とってあげてください。

環境にもよりますが、霧吹きは乾燥している場合のみで大丈夫です。
霧吹きもをする場合には天気の良い天気の午前中に。しっかりと葉が乾くことがポイントです。



■日々のお悩み編!


Q:受け取ったらまずは、何をしたら良いでしょう...?
植物を育てるのが初めてでドキドキしています。

A:届いたらまず、ロックウールを水を張ったバケツなどにつけてあげてください。
ぶくぶくと泡が出てきて、お水を吸ってくれます。

苗はダンボールに入っていたので、皆様の元まで届いたので、環境を大きく変えないように、直射日光の当たらない明るい場所で、3-5日様子を見てあげてください。(急に外に出したり植え替えたりすると、環境の変化についていけず元気がなくなる場合があります)



Q:蕾が出てきません。なぜでしょう..?

A:光と肥料が足りていないかもしれません。
ブラインド枝*の場合には、元気な葉っぱの上1cm程度のところでカットしてください。



Q:到着してきた時についていた蕾が開きませんでした。
何が原因でしょうか?


A:突然の温度変化が原因かもしれません。
こちらは、原因究明中のところもあり、同じ症状の方は詳しい状況(品種、お客様のお住まいの都道府県、届いてから置いていただいた場所など)を教えていただけると嬉しいです。(場所と環境の関連性を追求するため、症例を集めることができればと思います)


Q:蕾がたくさんあるのに咲きません。アブラムシが原因でしょうか?
咲くためにはどうしたら良いですか?


A:蕾はもう少し暖かくなると徐々に咲いてきます。
室内の場合には、アブラムシが爆発的に増えることはないとは思いますので、水で流すなどできる限りとってください。
前述のデンプンのりスプレーも有効です。



Q:下葉が黄色くなってきました。

A:水不足、光不足、もしくは株が大きくなることによる、葉っぱの老齢化が考えられます。
水、光不足の場合は、急激な温度変化に注意いただきながら、特に朝方から午前中に光合成ができる場所に移動してあげてください。

また肥料が不足している場合は、追肥をお願いいたします。
株が大きくなている場合は、自然に落葉しますので、そのままにしていただいて大丈夫です。



Q:苔の目が伸び放題です。大丈夫でしょうか?

A:お写真も拝見しました!可愛く伸びていますね。

そのまま生育しても問題ありません。もし、こちらが枯れてしまったらお水の不足が考えられるので指標にしてみてください。




Q:12
月に届きましたが、まだ花が咲きません。

A:新しい芽が出てきていますか?
もしお住まいの地域が寒い地域の場合、生育がゆっくりになります。これから温度が上がってくると芽が動き始めると思いますので、引き続き観察していただければと思います。

光と肥料不足にならないようにだけお気をつけください。


Q:コバエが出てきました。どうしたら良いでしょうか….

A:コバエホイホイなども有効です(成虫をつかまえて、卵をうまさないようにするのも手です)
農薬をするとすれば、ダイアジノン。(ホームセンターに売っています)
キューブに0.2g程度、1週間に一度の散布を3回ほど続けてみてください。


Q:わたぼうしの蕾が咲かず、茶色くなって咲かずに終わってしまいました。

A:おそらく温度が低いことが原因だと考えられます。
これから暖かくなってくるので、また次の蕾の様子も教えてください。
 
 

Q:夏の室内での管理方法を悩んでいます。

A:まずは水を切らさないようにお気をつけください。
移動できるのであれば、午前中の優しい光は当て、日中外出が多くお部屋が暑くなる場合には、お部屋の明るくて直射日光の当たらない一番涼しいところに置いてあげてください。



また不定期で質問を募集しますので、日々疑問に思うことがあればお知らせいただけると嬉しいです。

研究員の皆さま、引き続きよろしくお願いいたします!


2020.04.30 19:00 更新
農薬の名称が誤っていたので、修正しました。正しくはダイアジノンです。

 

 

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