About


Farm

営み全てがWABARAである
Farmの風景、土、空気、私たちの気配。
見えるもの、見えないもの、その全てが関わって、その一つの結晶として、和ばらが咲いていると考えています。
Farm to home
和ばらがお手元に届くまで

ばらの作出
ばら作家、國枝啓司の目指す花は、自分が一番「ときめく」花。
何よりつくり手である自分自身が、惚れ込んだ花です。
ばらが今まで苦手だと思っている方にも喜んでもらえるような、草花のような楚々としたばら。それでいて、ばららしくないばら、みなさんが見たことのないようなばらを目指しています。
育ててくださる方には「〇〇ちゃん」と呼んでもらえるような、そんな身近に感じるばらを生み出します。

森に学ぶ、調和と共生
私たちは、植物自体が「生きている」ということを大切にし、生き物ならではの咲き姿の変化や香りを感じることのできる「いのちを感じるばら」を育てたいと考えています。
そのためには、ばら自身が置かれた状況を感じ、花を咲かせるために工夫をし、自立して育つ必要があると考えています。
そしてそれは、自然に咲く野花のように、周りと調和し共生する環境でこそ、自らの命を輝かせて咲く花が育つと考え、山や森に倣った環境でばらを育てています。

土づくり
自立したばらを育てるために不可欠なのが「土」。
ふかふかの土には、たくさんの生き物が生活しています。
目指す土の状態は1グラムの土に10億匹の微生物がいる環境。
多様な生き物たちが共存してこそ、安定化し良い花が育ちます。
私たちが過剰に干渉しすぎても、環境のバランスを崩します。
間合いを見極め、生き物たちの種類と量が減らないよう、環境と秩序を保つ仕事をしています。

花の収穫
切り花は一日に2回朝夕、食用のばらは収穫時期は午前中に収穫します。
季節、その日の気候、品種の特性やお客様のご要望を踏まえ、収穫するタイミングを変えています。
栽培では、いかに花の力を引き出すかを考えますが、収穫後は。いかに蓄えている力を落とさないかを考えます。

花をつける水
お花をつける水も特別な水は使いません。
水道から出る水をそのまま使っています。
自然に育った花は、実はそれほど養分を欲しません。
こまめな水換えと、容器を綺麗に保つことを大切にして管理しています。

品質管理
収穫後のお花は、そこからは育つことができません。
なのでお花たちを傷つけないよう、長さに分けて顔の向きを揃えます。
またエネルギーを減らさないように、下葉を取り、 水揚げをして冷蔵庫で保管します。
冷蔵庫内は除湿器やフィルターを入れ、 多湿による花の傷みや病気の発生を抑制しています。
History
- 1976
- 國枝啓司、バラ園に就農
- 1981
- 國枝啓司、育種家としての活動を開始
- 1993
- 今上陛下、皇后のご成婚に際し、雅子皇后直々に選んでいただいた品種「プリンセスマサコ」を献上
- 2000
- 神戸元町のシンボルローズ「ときめき」を開発
- 2003
- 國枝啓司独立、農園「Rose Farm KEIJI」を設園
- 2006
- 國枝健一が就農
- 2007
- オリジナルローズを「和ばら」と命名
- 2014
- Rose Universeとして法人化
コロンビア(Alexandra Farms)で切り花栽培テスト開始、海外輸出開始 - 2015
- ケニア(UHURU Flowers)で切り花栽培テスト開始
アメリカ(Green Valley Floral)で切り花栽培テスト開始 - 2016
- コンセプトショップ「WABARA Café」オープン
食用WABARAの開発に着手 WABARAウォーターの開発に着手 - 2017
- 新Farm竣工
ケニアで育ったWABARAの世界での販売がスタート
コロンビアで育ったWABARAの世界での販売がスタート
イギリス(The Real Flower Company)で切り花栽培テスト開始 - 2018
- アメリカで育ったWABARAの販売がスタート
フランスのセリクール庭園にWABARAの庭 “LE CLOS DES ROSES KEIJI” が誕生。和ばらを定植 - 2019
- シャルロット・ペリアン女史に捧げるばら、「Rose Charlotte Perriand」を作出。ルイヴィトン美術館で開かれた、没後20周年の大回顧展のオープニングで特別ゲストに配布。またこのばらとペリアンさんをイメージした香水「Rōzu」がAesop社より発表される
「WABARA Café」閉店
メキシコ(Flores de Chiltepec)で切り花栽培テストの開始 - 2020
- 「Rosie〜お部屋で育てるばら〜」の発表
「WABARA refresh mist」の発表
ACE HOTEL KYOTOにて、無人販売所「Sunday Rose Market」開始
メキシコで育ったWABARAの販売がスタート - 2021
- エクアドル(roseprima)での切り花栽培テストの開始
東京事務所開設
WABARA SKIN CAREプロダクト販売開始 - 2024
- エクアドルで育ったWABARAプロダクトの販売開始
- 2025
- 美容サロン向けWABARAの原料・プロダクトの講習開始
WABARA FARM SHOP&CAFE開業予定
さらなるばらの新たな楽しみ方、可能性を追求して日夜ばらに携わる
To the world
「世界の花屋さんに並ぶばらを作りたい」と夢を抱き始めた育種は、WABARAという形となり、想いに共感してくださった世界各国のパートナーのファームでも栽培され、そこから世界各国に向けて出荷されています。

-
Colombia
Alexandra Farmsコロンビアの首都、ボゴタから車で約1時間の郊外ののどかな場所に、広大に広がるバラ園Alexandra Farms。標高約2600mの昼夜の温度差が大きく、また年中気候の安定した場所で育てられるWABARAは、発色が良く、大きく育ちます。
-
Kenya
UHURU Flowersケニアの霊峰、マウントケニアの中腹、標高約2600mに位置するUHURU Flowers。Alexandra Farms同様、美しい自然と水、そして強い日差しで育ったWABARAは、色が濃く、サイズも大きく育ちます。
-
USA
Green Valley Floralカリフォルニア州の中部サリナスの広大な平野の中にある農園、Green Valley Floral。
カリフォルニアの日差しと、乾燥した気候、昼夜の寒暖差。良質のワインが育つように、高品質なWABARAが育っています。 -
Mexico
Flores de Chiltepecメキシコシティから約100km。標高約2400mの場所で、広大な農場を営むFlores de Chiltepecは、メキシコ一の花生産を行う農園。メキシコの豊かな土壌と日差しでそだつWABARAは、鮮やかな発色のエネルギッシュなWABARAが育っています。
-
Ecuador
rosaprimaエクアドルの標高約2,800mに位置するアンデス山脈の高地で品質の高いバラを生産する農園。
昼夜の温度差、豊富な日射量と時間が育むWABARAは、色もしっかりとのり、サイズも大きく育ちます。 -
France
Les Jardins de Séricourt北フランス、パドゥカレー県にあるLes Jardins de Séricourtは、豊かな自然の美しさと植栽のアートが融合した素晴らしい庭園。その庭園のコンセプトエリアの中の一つに「Le clos de roses Keiji」(啓司の畑)という日本の風景とWABARAを融合した庭園が誕生しました。