#わばら栽培研究所 生育に関するQ&A 2021年冬 前編

#わばら栽培研究所 生育に関するQ&A 2021年冬 前編

#わばら栽培研究所 研究員のみなさま、いつもありがとうございます。


#わばら栽培研究所は、おへやで育てるばらを生育している皆様の生育の状況の共有や交流のためのインスタグラム上のコミュニティです。インスタグラムの投稿はどなたでもご参加いただけます。

先日、募集した「おへやで育てるばらに関して聞きたこと」にたくさんのご質問をお寄せいただきありがとうございました。
予想以上のたくさんの方からのお返事に、「今年のうちに解決!」といいながら回答までお時間をいただいてしまいました...。申し訳ございません。

たくさんご質問をいただいたので、前編、後編に分けてお届けいたします!

前編は「剪定」「冬剪定」「水やり」「長期不在」「植え替え」の5つのキーワードで質問をまとめています。
みなさまからの質問は一部表現を変更しています。質問は品種を特定していただいているものもありますが、回答は特に明記がない限りは全品種共通の回答となりますので、育てている品種の参考にしていただけると嬉しいです。


後編では「品種の特性」「病気/むし」そして個別の事例に関してできる限りお答えを予定しています。


それではスタート!

1:剪定編

Q

*お花が咲き終わった後の剪定はどこからしたらよいでしょうか?
*新芽が出ているのですが、背が高くなりすぎたのでカットしたいのですが大丈夫でしょうか?
*みことの新芽がどんどん伸びていますが、春までそのまま伸ばすか、短く剪定するべきでしょうか?
*すぐに鉢植えにする派ですが、最初の花が終わった音のカットの仕方はどうしたらよいでしょうか?
*50cmくらいのを購入しましたが、お花が終わると短く切りますか?支柱を立てますか?グラグラしています...。
*今蕾が膨らんでいるシャルロットペリアンは、開花後どの程度まで切れば良いでしょうか?


A

お花が咲き終わった後は、葉っぱの付け根の約5mm〜1cmまでのところでカットします。切る位置は品種、生育状況により異なり、決まりはありませんが、カットしたい枝の真ん中から下の位置を推奨します。

おへやで育てるばらは、小さな苗をコンパクトに育てることを目指して作った苗なので、これからどんどん芽を出して大きくしていきたい場合には、植え替えを推奨いたします。

植え替えは、3号鉢以上の苗にロックウールごと植え、植え替え時にはたっぷりと水を和えます。外に植える場合は8号以上の鉢を推奨します。土に直接植える場合は、一度3号など小さめの鉢で育て、根が充実してから植え替えることをお勧めします。

植え替え時期は、外で育てる場合でない場合は、特に時期は選びません。おうちの中でも氷点下になるなど気温が低くなる場合は、凍結にご注意ください。


2022年2月ごろを目処に、WABARAおへやで育てるばらの育苗キットを販売予定です。おへやでそのまま苗を大きくしていくためのオリジナルブレンドの土と鉢をセットにした商品になる予定です!


深めの器や広めのお皿に入れて器の縁立てかけたり置き方を工夫して枝ぶりを楽しんでいただくことが可能です。支柱を立てたい場合には、ロックウールにそのままさすと根が切れてしまいますのでご注意ください。



2:冬剪定編


Q

*わたぼうしを室内で育てています。花のすぐ下でカットし、新芽が出ました。冬剪定は必要でしょうか?
冬剪定は必要ですか?冬剪定をした場合、冬の間は肥料をあげない方が良いでしょうか?
*11月購入のRosie。お花が終わったので鉢植えにしてベランダで育てています。冬剪定は必要でしょうか?


A

おへやで育てるばらの場合は、特に冬剪定という概念がありません。冬剪定は、外のバラが冬期休眠をし、春に向けて新たな芽を伸ばすためにする作業になりますが、おへやで育てるばらは、休眠しないため常に芽を動かすことができます。 ただ、芽を動かし成長させるためには、光と栄養、そしてある程度の気温が必要になります。栄養分は、同梱の「土の薬膳」を適宜撒いていただければ問題ないと思いますが、冬季は特に光に注意し、しっかりと光をあてつつ、暖かいおへやに置いていただけると、成長しやすいと思います。 光、または栄養が不足している場合、芽が動いても蕾がつかない「ブラインド枝」になることがあります。ブラインド枝かどうかは、ある程度大きくなるまで見分けがつき難いのですが、蕾がつきそうな枝に成長も先端部分に蕾がついてない場合は、「ブラインド枝」である可能性があります。この枝になった場合は、枝の半分くらいの位置にある葉っぱの上5mm〜1cm程度の場所で切り、新たな芽を成長させる必要があります。

ベランダなど日中の気温も10℃を切り、朝晩はさらに低温になる場合は、ばらが休眠に入ります。葉っぱが黄化したり落葉したりし、枝も赤み掛かります。おへやに戻すと徐々になれ、また動くようになります。ロックウールのままですと、気温にたする緩衝能力が低いため、気温によっては凍結する恐れがありますので、ロックウールのままで外に出すのは避け、外で育てる場合は植え替えて行っていただくほうが良いです。



3:水やり編

Q

*お水をやる頻度がつかめません
*新芽は出てくるが、白い根っこがなかなか出てこないけど、水はたっぷりあげるべきでしょうか?


A

水やりは、ロックウールの状態をよく見ていただき、やりすぎにならないようにご注意ください。水のやりすぎは根腐れにつながるので注意が必要です。

下への根っこの出るタイミングは、時期、品種等により異なりますが、水やりをしていただく際に、軽石が少し浸るまで水をあげていただくと、徐々に伸びて行くと考えられます。バージョンアップしたおへやで育てるばらでは、ロックウールの大きさが変わったため、ロックウールの中でもたくさん根が伸ばせるようになっています。根がでな行くて心配になることもあるかもしれませんが、それぞれの植物がその環境によって必要に応じて変化していきますので、水をやりすぎないようにご注意ください。

4:長期不在編


Q

*長期不在にする場合、どうしてあげたら良いでしょうか?
*泊りがけで外出の時はどうしたら良いでしょうか?


A

長期ご不在にされる場合は、日程、置かれる場所にもよりますが、冬季の場合は、凍結に注意しながら低温、直射日光の当たらないところであれば、活動がかなり少なくなるため、1週間程度は問題なく置いて置けると思います。水が切れないように出る前にあげておけば良いと思います。くれぐれも低温になりすぎて凍結してしまうような場所だけは避けてください。また温度が反対に上がりすぎると蒸散が盛んになり、水が足りなくなりますので、そちらもお気をつけください。


5:植え替え編

Q

*どの程度株が成長したら、鉢に植え替えた方が良いでしょうか?
*咲いた後は地植えした方が良いでしょうか?
*園芸苗接木50cmほどです。枝の剪定の高さの目安はありますか?接木の場合の植え替え注意点はありますか?
*ロックウールの下から出た根っこがだいぶん長く太くなっています。土に植え替えるべきか?
*11月に購入した園芸苗は、鉢への植え替えや剪定が必要でしょうか?
*土に植えて外で育てるのに良いタイミング、季節はいつでしょうか?
*花が終わった今の時期でもロックウールごと鉢に植え替えても平気か?春まで待つべきか?
*ロックウールのまま暖房室内で育てています。地植えするタイミングを教えて欲しいです!



A

植え替え時期は、前述のように特に問わず、受け取り後すぐに実施していただいても構いません。反対に長期ロックウールのままで大きく育てていると、根が充実し、またロックウールもへたってくるため、水やりが頻繁に必要になります。その際は、植え替えていただくとより大きく株が育ちますので、大きくしていきたい場合には植え替えを推奨いたします。

地植えにされる場合は、前述の通り一旦3号鉢など小さめの鉢に上、土に慣らしてから植えていただくことを推奨いたします。

植え替えの場合の植え方は、接木の継ぎ目(ロックウールの元部分にある斜めに切れ込み跡がある箇所:見づらくなっている可能性があります)が土に埋まらないようにしていただくと良いです。継ぎ目が埋まると、台木となっている品種の目が伸びやすくなります。

またロックウールのままでも台木の枝が伸びることがあります。元部分からしっかりした芽が出てきている場合、台木のことがあります。継ぎ目部分よりも下から芽が出ていたら台木の枝となりますので、その際は枝が出ている元部分から取り除く必要があります。



*****


「おへやで育てるばら」そして、ばらの栽培に関しても私たちもまだまだ研究中です。
こちらが正解というわけではなく、これまでの栽培の経験からの私たちはこう考えていますという一つの答えですので、日々ばらを観察し、参考にしていただきながら、ばら達との生活をお楽しみいただけると嬉しいです。


それでは、後半に続きます...!

 

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